半年かけて8kg落としたのに、1年たったら元通り。「結局、自分は意志が弱いんだ」と、自分を責めてしまった人もいるかもしれません。
けれど、リバウンドの大きな原因は、意志の強さではなく体の仕組みにあります。
痩せた体は、元に戻ろうとする
体重が減ると、体は二つの方向から元に戻ろうとします。
一つは、使うエネルギーが減ることです。体が小さくなった分に加えて、体そのものが省エネになります。もう一つは、食欲が増えることです。脂肪細胞が出す食欲を抑えるホルモンが減り、空腹を知らせるホルモンが増えます。
減量した人を1年間追いかけた研究では、こうしたホルモンの変化が、1年たっても元に戻っていませんでした。お腹が空きやすい状態が、長く続いていたのです。
「期間限定」の方法は、期間が終われば戻る
もう一つの原因は、痩せ方そのものにあります。食事を大きく減らす。特定のものだけを食べる。そうした方法は、続けられる期間が限られています。
期間が終わって元の食生活に戻れば、体重も元に戻るのは自然なことです。それは意志の問題ではなく、方法の問題です。
痩せた後こそ、本番
リバウンドを防ぐ鍵は、「痩せるまで」ではなく「痩せた後」にあります。続けられる食べ方を選ぶこと。体を動かす習慣をつくること。そして、体重を定期的に量り、増え始めたら早めに気づくこと。
減らした体重を長く保てている人には、こうした共通点があると報告されています。お腹が空きやすいのは体の自然な反応だと知っていれば、自分を責めずに付き合っていけます。
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参考
- Sumithran P, Prendergast LA, Delbridge E, et al., Long-term persistence of hormonal adaptations to weight loss, New England Journal of Medicine, 2011;365(17):1597-1604 — PubMed
- Wing RR, Phelan S, Long-term weight loss maintenance, American Journal of Clinical Nutrition, 2005;82(1 Suppl):222S-225S(体重を保てている人の共通点) — PubMed
